インフルエンザは、1年を通してかかることがある病気です。その中でも冬になると患者が増えます。予防接種で重症化を防ぐことができますが完全にかからないようにするのは不可能です。
インフルエンザを予防できる方法の中の1つに手洗いうがいがあります。医療従事者である看護師は、患者との接触は避けられません。
そこで大切なのが、こまめな手洗いです。手を洗うときは必ず2回洗いましょう。キレイに菌を落とすためには、手を洗う順番も重要です。
はじめに、流水で手を洗います。次に石鹸を手に取り泡立てます。手のひら、手の甲、指の間、爪の間、手首、肘の順番で擦り洗いをして、1度流水で泡が残らないように流します。
そして同じように石鹸を手に取り同じ順番で洗います。しっかり流したら清潔なタオルやペーパーで水気がなくなるまで拭き取ります。
これが正しい手の洗い方です。手に水気が残ったままだと、そこから菌が繁殖しやすいためせっかく手を洗っても意味がなくなってしまうため注意しましょう。
次に、こまめに水分を摂取することも大事です。うがいよりも手軽で効果があります。うがいよりも水分の摂取が効果的な理由は、いがいではのどに付着した菌を取りきれないためです。
水を飲むとうがいよりも多くの菌が喉から洗い流されます。飲むことで菌が体内に入ってしまうのではと疑問に思うかもしれませんが、胃酸が菌を殺してしまうのでインフルエンザになってしまうということはありません。