インフルエンザに罹患している患者をケアする際には、いくつか注意する必要があります。インフルエンザはとても感染力の強い疾患です。
時として肺炎や脳炎などの疾患を併発し、重症化するリスクがあります。また、病院には多くの患者がいるため、看護師として感染対策に努める必要があるという点です。
インフルエンザに感染した患者さんの治療と同時に、並行して通常業務をこなしていかなければならない以上、患者間や医療従事者間による院内感染の予防が重要です。
看護師は看護ケアの面だけではなく、感染予防の面においても感染拡大予防の面においても、万全の準備と知識が必要になります。
また、認定看護師というそれぞれの専門分野に特化した看護師を認定する制度があります。認定看護師とは、特定の看護分野において熟練した技術と知識を有することを認められた看護師のことです。
日本看護協会の認定審査に合格する必要がありますが、普通の看護師よりもより水準の高い看護実践を行える看護師として働くことができます。
認定看護師になれば、患者に対しての看護・指導はもちろんのこと、現場で働くスタッフへの指導を行うことが可能です。
それぞれが感染症に対して更に適切な対応を取れるため、より安全に、患者さんを看護することができるでしょう。
このように、スペシャリストの助言を聞いたり、それぞれの知識や技能を生かして、患者さんへの正しい接し方、看護の仕方、院内の予防などを徹底することにより、さらなる感染の予防や一日も早い患者さんの治癒に貢献することができるのです。